文法

【過去形って何?】不規則活用を覚えてしまおう!

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

英文法で必ずつまずくもの。

それが「過去形」ですね。

「三単現(=三人称単数現在)」と同じくらい難しいのは、やはり動詞の形が変わるからではないでしょうか。

【三単現の「s」って何?】一人称/二人称/三人称を押さえよう今日は三人称単数現在の「s」について学んでいきます。まずは三人称とは何かを学び、その後は単複の違いと時制についても扱っていきます。...
さるくん
さるくん
過去形ってなんだか形がバンバン変るから、難しいイメージがあるなぁ💦
せいじ
せいじ
そうだね。今日は動詞の「不規則活用」を中心に学んでいこうか!動詞について知りたい人は以下のリンクを参照してね!
【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...

そもそも時制って何?

さるくん
さるくん
せいじ先生!英文法を勉強していると「時制」って言葉をよく耳にするけど、一体なんのこと?
せいじ
せいじ
「時制」とは、いわゆる「現在/過去/未来」のことだよ♫他にも英語では「完了形」が入ったりもするんだ!

言語においては「過去や未来のこと」といった抽象的なことについても話せるよね?だから「時制」はどの言語においても重要なんだ♫

さるくん
さるくん
なるほど!今日はその中でも「過去形」を扱うってことだね!

「時制」とは、言語の勉強においてなくてはならない概念です。

日本語でも「行く」といった動詞において、形を変えなければ過去や未来のことを伝えられません。

  • 行った。
  • 行きました。
  • 行くつもり。
  • 行こうと思う。

日本で長く暮らしている方ならば、日本を話す(書く)時に、

「過去や未来を伝える時には形を変えること

が、無意識のうちにできていると思います。

英語も似ています。

例えば「go」であれば、

  • went(過去形)
  • have gone(過去分詞形)
  • will go(原形)
  • be going(-ing形)

このように、形を変えたり、単語を付け足さなければならなかったりします。

今日はその中でも「過去の話」をしたい時に、「go」や「am/is/are」をどのように変えるのかを学んでいきます。

まずは「be動詞」からいってみましょう♫

be動詞を過去形にしてみよう!

実は「be動詞の過去形」については、すでに学習済みです。

【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...
さるくん
さるくん
あー!どこかで見たことあると思ったら!
せいじ
せいじ
そう。be動詞の過去形には「was」と「were」の2つしかないんだ♫
さるくん
さるくん
主語が単数形か複数形か」で使い分けるんだよね?
せいじ
せいじ
その通り💡再掲しておくよ♫

ご存知の通り、「be動詞の過去形」には2種類しかありません。

  1. was(主語が単数形)
  2. were(主語が複数形)

この2つですね。

せいじ
せいじ
例文を見れば一発だよ!
  • I was a student.(生徒だった)
  • She was happy.(幸せだった)
  • The gorillas were small / at that time.(小さかった)
  • They were / in the room.(その部屋にいた)

日本語でいうところの「〜だった」という表現ですね。

主語が単数形か複数形かで使いわければバッチリです。

「単数と複数」を忘れている人は以下のリンクを参照してください♫

【名詞って何?】モノについている名前のことこの記事では「名詞」について勉強していきます。単数・複数、可算・不可算などややこしいですが、一緒に勉強していきましょう。...
せいじ
せいじ
基本的に第2文型で使われているのが、be動詞だったね♫
【第2文型って何?】S+V+C(名詞と形容詞)この記事では「第2文型」について勉強していきます。基本的にbe動詞を伴う文型で、S+V+Cで構成されています。VやCについて深く学んでいきましょう。...

上の例文の最後、4つ目は第1文型ですが、基本的には「S+V+C」の第2文型でbe動詞が使われると思っていてください。

be動詞は「受動態」「進行形」などでも活躍しますが、今はとりあえず基本の第2文型の使い方を押さえておきましょう。

【第1文型って何?】S+Vの自動詞の文型この記事では「第1文型」について勉強して行きます。文法の基本となる文型を、一から丁寧に学んでいきましょう。...

be動詞の過去形の疑問文と否定文

疑問文と否定文は以前に扱いましたが、改めて復習しておきましょう。

まずは疑問文から。

  • Was he a teacher?
  • Were you tired / at that time?
  • Were the gorillas / in that room?

このように「be動詞を文頭に移動させる」ことで、疑問文を作ることができたのでしたよね♫

「〜だったのでしたか?」という意味になります。

【疑問文って何?】順序を入れ替えるのがコツ今日は「疑問文」について学んでいきます。基本的に英語の疑問文は「語順を変えること」です。日本語で言う「〜か?」をつけるだけとは違い、親しみのない表現かもしれませんが、使いこなせるようにしていきましょう。...

次に否定文です。

  • I was not a teacher.
  • She wasn’t happy / at the party.
  • They were not interested / in the topic.

be動詞の後に「not」を置けば「否定(=〜ではなかった)」の意味になります。

省略して「wasn’t/ weren’t」にしても構いません。

以上、ちょっとした復習でした♫

【否定文って何?】be動詞と一般動詞の否定文今回の記事では「否定文の作り方」について学んでいきます。基本的には「①be動詞の否定文」「②一般動詞の否定文」の2つを学びます。「not」の位置に注意して否定文を作りましょう。...

ここら辺は各記事と被りがあります。

ぜひ復習に使ってみてください✨

一般動詞の過去形

「一般動詞」とは、簡単に言えば「be動詞以外の動詞全般」を表すのでしたね。

一般動詞は、be動詞と違ってそれぞれの動詞に「」があり、変形の仕方が違います。

「規則活用」、つまり規則的に変化する場合は「-ed」を語尾につけるだけでOKです。

  • walked
  • helped
  • studied

もちろん、「study」のように語尾が「子音+y」で終わる単語は「“y”を”i”に変えてed」という法則があります。

さて「不規則活用」をする動詞ですが、まず以下のような質問が来ます笑。

さるくん
さるくん
これ、全部覚えなきゃいけないの?

結論から言えば、覚えたほうがいいです。

中学〜高校で教科書の一番後ろに、「不規則活用の表」を見たことがあるかと思います。

  • go – went – gone
  • do – did – done
  • make – made – made

などなど。

とても面倒なように思えますが、数えてみれば数十個程度であり、英語の学習を進めていく中で「難単語」に出会ったとしても、不規則活用をするものには今後あまり出会うことはありません。

さるくん
さるくん
不規則活用する動詞を覚えてしまったほうが、圧倒的に効率がいいんだね!
せいじ
せいじ
そうだね!「不規則活用する動詞」の一覧は、文法書や教科書に載っているから、最初はその都度、表を見て確認しても大丈夫だよ!

形は様々ありますので、以下に例を載せておきますね♫

  • AAA型:put – put – put、cut – cut – cut
  • ABB型:think – thought – thought、keep – kept – kept
  • ABA型:come – came – come, run – ran – run
  • ABC型:speak – spoke – spoken、drive – drove – driven

実際のところ「〇〇型」の部分は覚える必要はありません。

口に出してリズムで覚えてしまうことをオススメします♫

さるくん
さるくん
ねぇねぇ、一番右(つまり3番目)の「過去分詞形」まで覚える必要ってあるの?
せいじ
せいじ
うん。「過去分詞形」は今後「受動態」「完了形」などで使われるから、この機会に一緒に覚えておこうね✨

過去形と一緒に使う単語と合わせて、使い方をマスターしましょう♫

  1. I went / to Tokyo Disneyland / yesterday.
  2. She bought a present / three days ago.
  3. They cut carrots / last night.
さるくん
さるくん
なるほど。文末に過去を表す単語が入っているね!
せいじ
せいじ
そうなんだ♫しかも主語が三人称だろうが単数だろうが、過去形は過去形として使われるから、不規則活用さえ覚えてしまえば逆に使いやすいんだよ✨

一般動詞の過去形の疑問文と否定文

疑問文と否定文は以前に扱いましたが、改めて復習しておきましょう。

まずは疑問文から。

  • Did you go / to the party?
  • Did he like sushi / when he was a kid?
  • Did they come / to school / yesterday?

もともと「規則/不規則活用」をして過去形の要素が入っていた動詞(walkedなど)を、

  1. 原形に戻して
  2. 文頭に「Did」を持ってくる

のでしたよね♫

これで「〜しましたか?」という過去の疑問の意味になります。

その後の動詞が原形に戻りますし語順も変わりますので、注意してくださいね!

【疑問文って何?】順序を入れ替えるのがコツ今日は「疑問文」について学んでいきます。基本的に英語の疑問文は「語順を変えること」です。日本語で言う「〜か?」をつけるだけとは違い、親しみのない表現かもしれませんが、使いこなせるようにしていきましょう。...

では次に否定文です。

  • I didn’t send a letter / to you.
  • She didn’t answer the question.
  • They didn’t do their homework.

過去形の要素が入っていた動詞(walkedなど)を、

  1. 原形に戻して
  2. その直前に「didn’t」をつける

これで「〜しなかった」という過去の否定の意味になりますね♫

不規則活用よりもむしろ簡単なのかもしれません✨

使いこなせるようにしましょう!

【否定文って何?】be動詞と一般動詞の否定文今回の記事では「否定文の作り方」について学んでいきます。基本的には「①be動詞の否定文」「②一般動詞の否定文」の2つを学びます。「not」の位置に注意して否定文を作りましょう。...

まとめ

以下、be動詞と一般動詞の過去形についてまとめておきます。

過去形とは?
  1. 過去について話したい時に使う動詞の過去形のこと。
  2. be動詞の過去形は「was/were」のみで主語の単複に依存。
  3. 一般動詞の規則活用を伴うものは基本「-ed」をつける。
  4. 一般動詞の不規則活用を伴うものは少ないので覚える。
  5. 一般動詞の過去形は三単現の影響を受けない。

動詞の過去形は形が大きく変化するため、日本語と違って厄介です。

しかし「不規則活用」をする動詞は数えるほどしかないため、覚えてしまうほうがよっぽどラクです♫

さらに過去形を誘発する、

  • yesterday(昨日)
  • 〜ago(〜前)
  • last〜(先〜)

なども合わせて使ってみましょう✨

せいじ
せいじ
それではまた!