こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
「受動態」という言葉を聞くだけで、
「なんか文法の勉強って感じがするー💦」
と思ってしまいますよね。
- 受動態の考え方
- 受動態(受け身)の形の作り方
- 受動態のいろいろ
受動態って何?
ではここで問題です。
Gian was punched / by Nobita.
この文を見た時、皆さんは、
- ジャイアンが殴った側なのか
- ジャイアンが殴られた側なのか
わかりますか。(ちなみにジャイアンはBig G、のび太はNobyが海外の呼び名です)
正解は簡単✨
②番の「殴られた側」です。(物騒でごめんなさい笑)
ポイントは「〜される」というように、被害を表しているという点です。
「ジャイアンだからのび太を殴る」という先入観に騙されてはいけませんよ〜!
受動態(以下受け身)では、「〜される/された」というように、「被害を表すこと」が多いです。
それ以外の用法もありますが、
「主語(S)が〜されている状態」
を表すのであれば、基本的には受け身を使います🎶
受け身の形「be動詞+動詞の過去分詞」
さて、早速「受け身」の形を見ていきましょう。
形は以下の通り。
S(主語)+ V(be動詞)+ 動詞の過去分詞形
ですね✨
これで「〜されている/された」という受け身になります。
be動詞、過去分詞の使い方は、それぞれ以下の記事を参照してみてください。
例文も見てみましょう🎶
- This car is made / in Japan.(日本で作られている)
- The tower was built / 2 years ago.(2年前に建てられた)
- She may be invited / to the party.(パーティに招待されるだろう)
現在形も過去形も未来形も、どれも形は「be動詞+動詞の過去分詞形」で一緒ですね!
「〜される」という意味ですので、「もの」が主語になることが多いですが、人も主語として使われます。
- My wallet was stolen!(財布盗まれた!)
- I was kicked / by my friend.(友達に蹴られた)
- He was run over / by a car!(車に轢かれた!)
ちなみに最後の「run over / by〜」という表現は、
「群動詞(イディオム)+前置詞」
という事項で文法書に出てきます。
受け身の様々な形
受け身の形との組み合わせは無限大です。
1つずつ見ていきましょう🎶
完了形との組み合わせ
これは「完了進行形」の記事で見せた通り、足し算をすれば問題解決です✨
- 完了/結果:ちょうど〜された
- 継続:ずっと〜されている
という意味になります。
(「経験」もありますが、あまり見かけない表現ですので割愛します)
- The job has been finished!(ちょうど仕事が終わった)
- This smartphone has been used / for 5 years / by Seiji.(5年間、せいじに使われている)
完了の「線」のイメージと、受け身の「〜された」というイメージを組み合わせるだけですね🎶
進行形との組み合わせ
完了形と同じように、足し算をするだけですね✨
「〜されている」という、進行形と受け身の表現を合わせた意味になります。
「being」なんてあまり聞き覚えのない表現かもしれませんが、この機会に覚えておきましょう🎶
(過去形との組み合わせ「was/were+being+過去分詞」はあまり見ないので割愛します)
例文を見てみましょう。
- This computer is being used / by her.(今使われている)
- These cars are being fixed / now.(今直されている)
こちらも単純な組み合わせです。
受け身は「be動詞」を使うため、組み合わせ方が多いのです。
- 完了形+受け身
- 進行形+受け身
の両方をマスターしましょう✨
まとめ
以下、受け身のまとめです。
- 「〜された」という意味を表す。
- 「be動詞+過去分詞形」で表せる。
- 「被害」を表すこともある。
- 完了形や進行形と組み合わせて使うこともある。
受け身の作り方は、会話でもとても大切になります。
実践でも使えるよう、形を覚えてぜひ使ってみてくださいね🎶