文法

【否定文って何?】be動詞と一般動詞の否定文

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

以前に「疑問文」について記事を書きました。

【疑問文って何?】順序を入れ替えるのがコツ今日は「疑問文」について学んでいきます。基本的に英語の疑問文は「語順を変えること」です。日本語で言う「〜か?」をつけるだけとは違い、親しみのない表現かもしれませんが、使いこなせるようにしていきましょう。...

今回は「否定文」を扱っていきます。

否定文って何?

さるくん
さるくん
せいじ先生、否定文ってことは「〜でない」っていう文のこと?
せいじ
せいじ
その通りだよ!基本的に英語では「〜でない」は「not」を使うことで表すことができるよ♫

日本語で言う「〜でない」は、英語で「not」を使えば一発です。

ただし、

  1. be動詞
  2. 一般動詞

では、「not」をつける位置が異なってきます。

「be動詞」と「一般動詞」の違いを復習したい方は、以下を参照してください。

【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...

be動詞の否定文

さるくん
さるくん
せいじ先生、be動詞の疑問文は確か順序を入れ替えるだけだったよね?
せいじ
せいじ
そうだね。一方で否定文は「not」を適切な場所に置くことが求められているんだ。

be動詞の否定文では、「be動詞+not」の形で否定文となります。

過去形も現在形も変わりません。

  • I am not a student.
  • She was not a teacher.
  • They are not happy.

もちろん文型は第2文型(=S+V+C)です。

【第2文型って何?】S+V+C(名詞と形容詞)この記事では「第2文型」について勉強していきます。基本的にbe動詞を伴う文型で、S+V+Cで構成されています。VやCについて深く学んでいきましょう。...

ただし「will」に関して言えば、助動詞に性質が近いため、「will + not + be動詞」の形になるので注意が必要です。

  • She will not be a teacher / in the future.
  • Seiji will not be happy / with it. 

さるくん
さるくん
あ、せいじ先生!「look」とか「sound」はbe動詞に近いって習ったけど、どうなるの?
せいじ
せいじ
それらは性質上は第2文型なんだけど、文法的には一般動詞に当たるから以下のようになるよ♫
  • They don’t look excited.
  • That does not sound great.

これについては次の段落で説明する形と一緒の形です。

さるくん
さるくん
なるほどー💡でもややこしいね💦
せいじ
せいじ
基本的に「be動詞」と「be動詞に近い一般動詞」は似て非なるもの。「be動詞の否定の形(=be動詞 + not)」さえまずは押さえておけば大丈夫だよ♫

一般動詞の否定文

一般動詞については、基本的な「I don’t like sushi.」のような文を覚えておけば大丈夫です。

さるくん
さるくん
せいじ先生!「does」ってこの前学んだ三単現ってやつだよね?
せいじ
せいじ
そうだね!詳しくは以下の記事を参考にしてみてね♫
【三単現の「s」って何?】一人称/二人称/三人称を押さえよう今日は三人称単数現在の「s」について学んでいきます。まずは三人称とは何かを学び、その後は単複の違いと時制についても扱っていきます。...
さるくん
さるくん
be動詞と違って、動詞の前に「not」が来るんだね!
せいじ
せいじ
それが重要だね!早速例文を紹介していくね!
  • I don’t like tennis.
  • He doesn’t eat bananas.
  • They didn’t answer the question.
さるくん
さるくん
なるほどね〜。さっきの「They don’t look excited.」も一緒の形をとっているね♫
せいじ
せいじ
その通り!まとめると以下のようになるよ!
  1. 主語が三単現 ▶︎ does not + 動詞の原形
  2. 内容が過去の場合 ▶︎ did not + 動詞の原形
さるくん
さるくん
動詞は原形だけど、三単現の「s」のように「does」がくるかもしれないから、注意はしておかないとダメってことだね?
せいじ
せいじ
うん!そうだね♫そういう意味では一般動詞の否定文はちょっと難しいね💦

be動詞と一般動詞では、最初のほうこそ「not」の位置がこんがらがってしまうかもしれないけど、慣れてくればそんなことはなくなるよ♫

ちなみに一般動詞で未来形の「will」を使い、それを否定したい場合は「be動詞」の否定文の作り方と一緒です。

  • I will not go shopping / tomorrow.
  • She will not come / to the party.
  • The door won’t open!(ドアがどうしても開かない!)
さるくん
さるくん
なるほど。be動詞の時と作り方はそんなに変わらないね!be動詞の位置に一般動詞を入れればいいだけだもんね♫あれ?3つ目の一文は??
せいじ
せいじ
「will not」を使う否定文の中でも、「モノ」が主語になると「どうしても〜しようとしない」という「強い否定の意志」を表すよ!

もちろん、「人」が主語になってもそういう意味になるけど、「モノ」が主語によく来るかな♫

これは未来形の記事でも書きますが、ここで一気に覚えてしまいましょう。

今回は「did not」「will not」をさらっと使ってしまいましたが、

  1. 過去形
  2. 未来形

の記事で、今後詳しく説明していきます♫

補足(準否定語や部分否定)

一応「never(=決して〜ない)」という表現から、「準否定語(=ほとんど/めったに〜ない)」や「部分否定(=いつも〜ないとは限らない)」といった、

  • hardly
  • rarely
  • not always
  • not necessarily

などもありますが、それは出て来るたびに覚えていけば大丈夫です。

また詳しいことはそれぞれ記事にします。

まとめ

以下、否定文に関するまとめです。

否定文とは…
  1. 「〜でない」と文を否定する。
  2. 基本的には「not」を使う。
  3. be動詞は動詞の後に、一般動詞は動詞の前に「not」を置く。
  4. どちらも「will」には注意!

否定に関して言えば、形を覚えることが先決です。

レベルが高くなってきますと、準否定語部分否定もテキストに出てきます。

まずは基本の「not」の使い方を押さえてしまいましょう✨

せいじ
せいじ
それではまた!