こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
今日は「不定詞の形容詞的用法」を学んでいきます。
- 後置修飾について
- to不定詞の形容詞的用法
形容詞的用法の前に…
さて、不定詞の形容詞的用法を学んでいく前に、英語独特の形である「後置修飾」を学んでいきしょう🎶
後置修飾って何だっけ?
後置(こうち)修飾とは、簡単に言えば「名詞の後ろに形容詞を置く」というものです。
- something / hot(何か熱いもの)
- anything / wrong(何か間違ったこと)
- nothing / to do(すべきことが何もない)
日本語では本来、前から名詞を説明する(「美しい花」のように)のが普通ですが、英語ではその逆が起こることもあるということです。
そこで今回の「to不定詞の形容詞的用法」ですが、これは「-thing」系に限らず、
「どの名詞に対しても後ろに置く」
というルールがあります。
▶︎ to do / nothing = すべきことはない
※↑このような語順はありませんので注意が必要です。
to不定詞の形容詞的用法
基本的には「後置修飾」となりますので、
▶︎ 名詞+to不定詞(=to+動詞の原形)
という形になります。
例を見てみましょう。
- nothing / to do(すべきことが何もない)
- something / to eat(食べるための何か)
- a place / to visit(訪れるべき場所)
- homework / to do(すべき宿題)
- Do you have something / to drink?(何か飲み物持ってる?)
- There are a lot of places / to visit / in Japan.(訪れるべき場所)
- We have a lot of homework / to do / today.(やるべき宿題)
訳し方に迷う時もありますが、個人的には感覚で訳してしまうほうがいいと思っています。
またその前の文は、SVCでもSVOでも大丈夫です。
ただし、主語にはあまり来ないイメージがありますね💦
△ Something to eat is / over there.(飲み物は向こうにあるよ)
↑こういう場合も「There is〜.」の構文を使うほうが多いですね。
形容詞的用法のto不定詞は、文末につくことが多いです✨
beautiful(美しい)やtall(背の高い)といった純粋な形容詞だけでなく、「〜すべき」のように動作を形容詞的に使いたい場合、この用法が威力を発揮します。
注意点
ただし、
- すでに形容詞を伴っている場合
- 前置詞を伴う動詞が入ってきた場合
は注意が必要です。
すでに形容詞を伴っている場合
後置修飾の例をあげたとき、
- something hot
- anything cold
のような「-thing+形容詞」がありましたね。
それらにさらにto不定詞を付け加えたいときは、そのままその後ろにつけます。
- something hot / to eat(何か温かい食べ物)
- anything cold / to drink(何か冷たい飲み物)
そうでない限りは、いつも通り「形容詞+名詞+to不定詞(形容詞的用法)」でOKです🎶
- a beautiful place / to visit(訪れるべき美しい場所)
- good news / to know(知っておくべき良い知らせ)
前置詞を伴う動詞が入ってきた場合
よく引き合いに出されるのがコチラ👇
▶︎ Do you have something / to write with?
「何か書くもの(ペンなど)を持っていませんか?」
という意味になりますが、ここに「with」がありませんと「書くべき何か」となり、「テーマ」や「話題」という意味で伝わります。
(その場合「write about〜」のほうがbetterですね✨)
もしto不定詞のあとに前置詞を伴うもの、つまり「イディオムのようなもの」が来たとしても、慌てずにそのまま続けて書きましょう🎶
イディオム(群動詞)は、前置詞とのつながりが強いですので、そこは基本的に崩れないと思っていたほうがいいですね✨
まとめ
以下、to不定詞の形容詞的用法のまとめです。
- 「to+動詞の原形」は変わらず。
- 後置修飾。必ず名詞の後ろに置くこと。
- 意味は「〜すべき/〜するための」
- OやCを修飾することが多い。Sはあまりない。
- 「-thing」系や群動詞には注意。
to不定詞の形容詞的用法は、使用される場所がかなり限定的です。
文法書でも範囲が狭いので、「名詞の後に置く」というポイントだけ押さえておきましょう🎶