文法

【第1文型って何?】S+Vの自動詞の文型

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

文法を学ぶ上で必ずぶつかるもの…

それが「文型」ですね。

さるくん
さるくん
せいじ先生!もう文型なんて学びたくないよ…😢
せいじ
せいじ
その気持ちわかるよ。でもね、文型を学ぶことがいちばんの近道なんだ♫

特に英語では、5つある文型として「5文型」を学ぶのが王道です。

さるくん
さるくん
ご、5個も?!
せいじ
せいじ
いや、むしろ5つだけで完結するから、かなり簡単だよ♫

丁寧に教えていきますので、みなさんもついてきてくださいね✨

S+V(第1文型)

さるくん
さるくん
待ってよ!そもそもSとかVってなんなのさ?!
せいじ
せいじ
うん!説明していくよ♫

主語と動詞

5文型の全てに出てくる「S」と「V」ですが、それぞれ

  • Subject(=主語)
  • Verb(=動詞)

を表す英単語なのです。

その頭文字をとって、「S」と「V」というように言っているのですね。

これを意外と知らない人も多く、僕自身も「主語(=Syugo)」の「S」だと勘違いしていたほどでした笑。

さるくん
さるくん
なるほど。だから「S+V」で「主語+動詞」なんだね✨
せいじ
せいじ
その通り!

そもそも「主語」と「動詞」がわからないという人のために、まずは日本語から考えてみましょう。

  • 私 は 歩く。
  • 犬 が 走る。

といった、「〇〇が△△する」の形であると覚えておけば大丈夫です。

英語で言えば、

  • I + walk.
  • The dog + runs.

このような形になります。

日本語のような「は」「が」がない分、英語では主語の形が変化することがあります。

私の犬が〜」と言いたい時は、「My dog …」となるのですね♫

「の」「に」と言いたい時は、その都度変えるのでしたね。

【名詞って何?】モノについている名前のことこの記事では「名詞」について勉強していきます。単数・複数、可算・不可算などややこしいですが、一緒に勉強していきましょう。...
せいじ
せいじ
主語と動詞さえわかれば、今度は実際に文を作ってみることだね!
【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...

S+Vの第1文型は直後に前置詞をとる

さらに第1文型では、さきほどの「S+V(主語+動詞)」だけで終わらないものもあります。

それが前置詞を伴う文です。

さるくん
さるくん
わーん!全くわからないよー!
せいじ
せいじ
大丈夫!前置詞はざっくり言えば、「小さい単語」だよ!

とても乱暴に聞こえてしまうかもしれませんが、僕は前置詞を教える時は「短いちっこいやつ」と教えることが多いです笑。

  • in
  • of
  • for
  • with

などですね。詳しくは別の記事で♫

見た目が長いものもありますが、概ね短い単語が多いです。

早速例文を見てみましょう。

  • I go / to school.
  • He lives / in Tokyo.
  • They come / with me.

スラッシュの前は、S+Vの形を取っていますね。

その直後に「前置詞」と呼ばれる品詞が来ています。

このように、S+Vの第1文型では、動詞の直後に前置詞が来ます。

あるいは、動詞の後に全く単語が来ないこともあります。

  • I swim.
  • Seiji runs.
  • Gorillas walk.

この場合は動作そのものが強調されており、「S+V」で終わってしまっています。

補足しますと、今後扱います「S+V+O(第3文型)」は、動詞の直後に「名詞」が来ます。

第1文型は…

  1. S+V(主語+動詞)
  2. S+V / 前置詞〜

時々出て来ております、動詞の後ろについている「s」は、「三人称単数現在の”s”」と呼ばれるものです。

せいじ
せいじ
また別で説明します♫
【三単現の「s」って何?】一人称/二人称/三人称を押さえよう今日は三人称単数現在の「s」について学んでいきます。まずは三人称とは何かを学び、その後は単複の違いと時制についても扱っていきます。...

第1文型で使う動詞は「自動詞」

さるくん
さるくん
せいじ先生!自動詞ってなんだっけ?
せいじ
せいじ
まずは以下の記事で復習してみてね!
【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...

第1文型(S+V)では、

  1. 動詞の後に何もない
  2. 動詞の後に前置詞が来る

2パターンしかありません。

つまり、動詞の直後に「名詞」が来ないのです。

僕がよくお伝えしているのは、

  • 自動詞は「自ら」が動く動詞
  • 他動詞は「他を」動かす動詞

といった違いです。

動詞の後には、何も名詞が来ない…

それはつまり、その後の名詞に影響を与えることがない動詞ということを意味しています。

  • go(行く)
  • rise(上がる)
  • lie(横たわる)

これらの単語のように「自らが動く動作」を表す動詞は、その後に名詞を取りません

だからこそ「S+V」という型にならざるを得ないとも言えるわけですね。

より深く理解するためには、「他動詞」を伴う「第3文型(S+V+O)」を学ぶと良いでしょう。

【第3文型って何?】S+V+Oの他動詞の文型この記事では「第3文型」について勉強していきます。V(動詞)の後に「O(=名詞)」をとる文型のことを指します。名詞と言っても様々な形がありますので、一緒に学んでいきましょう。...
さるくん
さるくん
なるほど。動詞の直後に名詞が来ないような文を見たら、第1文型と判断していいんだね?
せいじ
せいじ
その通り!まずはいろんな文を見てみて、機械的に第1文型に振り分ける練習をするといいね!

There is/are 〜の構文もS+V

さるくん
さるくん
せいじ先生!「There is〜.」 の構文って、第2文型じゃないの?!だってほら、be動詞があるじゃん!
せいじ
せいじ
実はここにある「there」はS(主語)ではないんだ!
【第2文型って何?】S+V+C(名詞と形容詞)この記事では「第2文型」について勉強していきます。基本的にbe動詞を伴う文型で、S+V+Cで構成されています。VやCについて深く学んでいきましょう。...
  • There is a pen / on the desk.(ペンがある)
  • There are a lot of kids / in the park.(いっぱい子どもがいる)
  • Was there a key / on the table?(テーブルの上にカギってあった?)
さるくん
さるくん
えー?じゃあ本当の主語はどこなの?
せいじ
せいじ
上の例文で言えば、オレンジの部分だよ🎶これで「〜がある/〜がいる」と表現することができるんだ✨

「there」がS(主語)にならないため、

There+V(be動詞)+S

という逆の語順になっています。

第1文型と言い切るよりも、強いていうなら第1文型であるとして、ここに載せておきます🎶

一応言及しておきますが、発展的な表現の中に「thereが実際に主語として扱われること」もあります。

しかしこのブログは「基礎から始める」というコンセプトもありますし、使う頻度を考えましたところ、今のところ掲載する必要がないと判断しました。

まとめ

第1文型のまとめです。

第1文型とは…
  1. S+Vの「主語+動詞」
  2. S+V / 前置詞
  3. 「V」は必ず自動詞
  4. There is/are〜. の構文も第1文型

これらを押さえておくだけで、各文を見ればパッとわかるようになります。

文型がわかるということは、文構造がわかるということ。

単語と合わせて、「5文型」も学んでいきましょう♫

せいじ
せいじ
それではまた!