文法

【完了形をマスターしよう!】現在完了の「経験」

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
せいじ先生!確かに「継続」は「線」として捉えやすいかもしれないけど、「経験」を線で表すのは無理があるんじゃない?
せいじ
せいじ
ううん!実は経験に関しても、同じように「」を使って表すことができるんだ🎶
【完了形をマスターしよう!】現在完了の「継続」今日の記事では、現在完了形の中でも「継続」について学んでいきます。完了形は点ではなく線をイメージすること。同時に現在完了進行形についても学んでいきましょう!...

現在完了形の経験の考え方

さるくん
さるくん
あ、この感覚は相変わらずなのね笑
せいじ
せいじ
うん!「線」はどこにいっても完了形では必須の考え方だよ✨「経験」についても一緒だから間違いのないようにイメージしておこうね🎶

さて、大切なのは「数直線を考えること」です👍

以前の画像を見てみましょう!

さるくん
さるくん
うーん、確かにこれが完了形だってことは、イヤと言うほど聞いたけど、これをどうやって経験として捉えればいいの?
せいじ
せいじ
ここでポイントになるのが、「数直線上に点を打つこと」なんだ🎶

上の図のように「数直線上」に点を打ってみましょう。

すると「線」というイメージを残したまま、「経験」を表すことができます。

過去のある時点から今まで、何回経験したことがあるか

これを表せるということですね🎶

さるくん
さるくん
つまり、この矢印の部分が「〜したことがある」という「経験」を表すということなんだね!
せいじ
せいじ
そうそう!「線」のイメージは変わらないんだ!早速例文を見てみよう✨

「経験」を表す完了形の例文

早速、以下の例文で感覚を掴みましょう。

  • She has never visited Kyoto.(訪れたことがない)
  • I have been / to Tokyo Disney land / twice.(2回行ったことがある)
  • Have you ever heard / of it?(それ聞いたことある?)

上に書いてある通り、経験を表す「〇回〜したことがある」という意味として使われます。

さるくん
さるくん
なるほど…やっぱり形は「完了/結果」「継続」と変わらないんだね💦
せいじ
せいじ
その通り。でも訳なんて文脈で判断できるから大丈夫!

形はいつもと変わらず、「have+過去分詞形」です。

せいじ先生の言う通り、訳に関しては「これは経験を表す完了の文だ」とすぐに理解できるようになります✨

特に上の文でも使われているような、回数を表す表現を見つければ、いとも簡単に「経験」だとわかります。

「経験」を表す単語とは?

例文にもあるように、

  • twice(2回)
  • three times. (3回)
  • never(〜したことがない)
  • ever(今までで)

という表現を使えば、「経験」を表すことができますし、逆に言えばこれらを見かければ「=経験」ということです。

2回までなら、「once(一度)」と「twice(2回)」で表すことができますが、3回目以降は「〇〇 times」となります。

また、似た表現ですが「never(〜したことがない)」と「ever(今まで)」があります✨

前者は否定文で、後者は疑問文で使われることが多いので押さえておきましょう👍

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beenとgoneの違いってなに?

さるくん
さるくん
せいじ先生、「Have you ever been〜?」っていう文があるけど、「gone」じゃダメなの?
せいじ
せいじ
うん。それが実は「gone」を使ってしまうと、全く意味が変わってくるんだ💡
  • been:行ったことがある(=経験を表す)
  • gone:行ってしまって今はいない(=完了/結果を表す)

このように、「gone」だと「〜へ行ってしまった(今はもうここにはいない)」という「完了/結果」の意味合いになります。

  • I’ve ever been / to Osaka / many times.(たくさん行ったことがある)
  • She has gone / to the U.S. She is not here now.(彼女はアメリカに行ってるからいないよ)

2つを見比べてもわかるように、意味が全く違うことがわかります。

ちなみに「went」(過去形)を使いますと、「(過去に)行った」という事実を伝えるだけであり、「今まさに行っていて今ここにいない」という意味までは伝わらないので注意が必要です。

もちろん、過去形は過去の事実を伝えるだけですから、今いないのかどうかは文脈によります。

have/has + gone」は現在完了形ですので、必ず「今の状態」が入ってきますから、この表現だけで「今はいない」ということを確実に伝えることができます🎶

「行く」という動作に「継続」はあり得ませんから、この2パターンしかないということにも納得ですね✨

まとめ

以下、現在完了形の「経験」についてのまとめです🎶

現在完了形の経験とは?
  1. 変わらずに「線」のイメージを持つ。
  2. 「〜したことがある」という意味を持つ。
  3. 数直線上に点を打つことで、過去のある時点から今までの経験を表す。
  4. 「twice/never/ever」で経験を表すことができる。
  5. 「been」は経験、「gone」は完了/結果
せいじ
せいじ
ここまで完了の3用法でした✨みなさん、理解できましたか?

現在完了さえ理解できたら、英文法の初級は大部分が終わったようなものです!

それぞれの用法を確かなものにしましょう🎶

ただしこの「それぞれの用法の違い」とは、だいたい文脈でわかってしまうものですので、そこまで難しいものではありません。

形は一緒かもしれませんが、使っていく中で違いの判断ができるようになるでしょう✨

せいじ
せいじ
それではまた!