文法

【完了形をマスターしよう!】現在完了の「継続」

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
完了なのに「継続」って一体…orz
せいじ
せいじ
そう!だから「完了」という言葉に惑わされてはいけないんだったよね🎶「完了形」は「」で考えるんだよ✨
【完了形をマスターしよう!】現在完了の「完了と結果」今回の記事では「現在完了形」の「完了と結果」について学んでいきます。形は「have/has+過去分詞形」とシンプルですが、線のイメージを持っていないとつまずきます。しっかりと意味をとらえていきましょう。...

今回は「現在完了形の継続」について学んでいきます。

「現在完了」という言葉に惑わされることなく、完了形の考え方を学んでいきましょう!

現在完了形はとにかく「線」!

「完了と結果」の記事でも書いたとおり、「完了形」は線で捉えることが基本です。

特に今回扱う「継続」は、線で考えるには一番しっくりくる表現ですよね🎶

「過去のある時点から何かを始めて、今まで続いていること」を表すことができます。

早速例文を見てみましょう。

  • Seiji has been sick / for 3 days.(3日間体調不良)
  • I have lived / in Kanagawa / for 25 years.(神奈川に25年間住んでいる)
  • She has studied English / since she was a junior high school student.(中学生から英語を勉強している)

作り方はいつも通り、「have/has + 過去分詞」で大丈夫です

完了形を作る時や読む時は、変わらず「」を意識すること。

これがとても大切です🎶

イメージは「完了や結果」の時と全く変わりません👍

完了や結果との違い

さるくん
さるくん
あれ?じゃあ一体どうやって完了や結果との違いを見極めるの?
せいじ
せいじ
結論から言うと、「文脈」で判断するので大丈夫なんだ🎶意外と難しいことは考えないで「なんとなく継続の用法かな?」と思う程度で大丈夫だよ!

仮に「完了や結果」として訳出しようとしますと、なかなかうまくいかないことがあります。

▶︎ I have lived / in Osaka.

=「大阪に住みました!」(あれ…?なんか変だぞ?)

特に動詞に着目すると、よりわかりやすいかと思います。

lived/been/known」など、状態動詞が多いことも特徴的です✨(そうでない時もあります)

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基本的に「決定的な違い」はなく、文脈判断で大丈夫です。

完了形の文をいくつか比較する中で、感覚を身につけていきましょう🦍

継続で使いたい表現

先ほどすでに出てきていましたが、完了形の「継続」を決定づけるのはこれらの表現です。

  • We have known each other / for 5 years.(5年の知り合い)
  • They have lived / here / since they were kids.(小さい頃からここに住んでいる)
  • How long have you been / here?(どれくらいここにいるの?)
  • for + 期間(〜の間)
  • since + SV or 時間(〜だった/していた頃から)
  • How long + 完了形の疑問文(どれくらいの間〜しているの?)

これらの表現はほぼほぼセットで使われます。

最後の「How long have/has 〜?」は、「継続」の質問をしたければもってこいの表現です🎶

疑問文(+否定文も)の作り方は、以下の記事を参照してください✨

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先ほど「完了形の『継続』の見極め方は感覚で!」と言いましたが、大抵の場合はこれらの前置詞や接続詞、疑問詞がついてきますので、大きなヒントとなります。

ご自身で英作文を作る際にも、基本的にはこれらの表現を付け加えて作文をすることをオススメします。

ただし、「since」と「〜前」を表す「ago」は一緒に使えません。

▶︎ I have lived / here / since 10 years ago.

〜前から」と言いたいところですが、こうした言い方はありませんので注意が必要です。

現在完了進行形って何?

現在完了進行形」とは、完了形の「継続」のちょっとした応用だと思えば大丈夫です。

形は上に書いてある通り、

  1. 現在完了形(have + 過去分詞)
  2. 現在進行形(be動詞 + 〜ing)

この2つをズラして足し算するだけです🙌

真ん中が足し算によって「be動詞の過去分詞形」になりますので、下に来るのは「been」。

3単語になるのでややこしいですが、形さえ覚えてしまえば楽勝です✨

  • I have been studying English / for over 3 hours.(3時間以上も英語の勉強をしている)
  • She has been practicing the piano / since 5 p.m.(5時からずっとピアノの練習をしている)

一見すると形が難しいですが、「足し算だ」と考えれば一発ですね🎶

「ずっと〜していて、今もしている」

単なる「継続」と大きく違うのは、「ずっとしていた」というだけでなく「ずっとしていて今もし続けている」という意味合いがあるということです。

これは「進行形」が入っていることからもわかりますよね✨

また「進行形が入る」ということは、動詞は「動作動詞」が使われているだろうなということが予想できます🎶

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  • They have been dancing.(ずっと踊っていて今も踊っている)
  • I have been talking / for over 3 hours.(3時間以上もずっとしゃべっている(まだしゃべっている))

「現在完了進行形」と聞くと難しそうに聞こえますが、実際は「完了形+進行形」というだけ。

あとは「単なる継続の用法」との違いを見極めて、使い分けてみましょう🎶

まとめ

以下、現在完了形の「継続」についてのまとめです。

現在完了形の「継続」とは?
  1. 完了や結果と形は一緒で「have+過去分詞」
  2. 他の用法との違いは「文脈/感覚」で大丈夫!
  3. 「for/since/How long〜?」などを駆使しよう!
  4. 現在完了進行形は単なる足し算
  5. 現在完了進行形は「ずっとしていて今も〜している」

何度も言いますが、「完了形」はとにかく「線」のイメージを忘れないことです。

特に「継続」は線そのものですので、わかりやすいかと思います。

ここでも「完了」という言葉に惑わされずに、文を見たらすぐに意味が出てくるように訓練していきましょう🎶

せいじ
せいじ
それではまた!