文法

【形容詞/副詞って何?】名詞/動詞を修飾する品詞

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
せいじ先生!形容詞とか副詞とかって、名詞や動詞と比べてわかりづらいよ💦
せいじ
せいじ
そうかもしれないね。日本語でも「形容詞って?」「副詞って?」と聞かれると答えられないよね。

今回は品詞の中の「形容詞/副詞」を学んでいきます。

形容詞は名詞を修飾し、副詞は動詞や形容詞を修飾します。

さるくん
さるくん
せいじ先生!いきなり「修飾」なんて言われてもわからないよ💦
せいじ
せいじ
ごめんごめん笑。まずは「修飾」という考え方から考えていこう!

形容詞と副詞

修飾って何?

せいじ
せいじ
まずは「修飾」について学んでいこう!

修飾」とは、簡単に言えばその単語の説明をすることです。

まずは日本語で考えてみましょう。

  • きれいな
  • 速く 走る
  • とても 明るい

お分かりの通り、

  • 「きれいな」は「花」がどういう花なのかを説明している
  • 「速く」は「走る」という動作がどのようなレベルなのかを説明している
  • 「とても」は「明るい」という状態がどのようなレベルなのかを説明している

それぞれ、

  1. 「花」という名詞
  2. 「走る」という動詞
  3. 「明るい」という形容詞

を、説明していることがわかります。

上から、

  1. 「きれいな」は「形容詞」
  2. 「速く」は「副詞」
  3. 「とても」は「副詞」

の働きとなっています。

さるくん
さるくん
なるほど。名詞や動詞、形容詞をそれぞれ「修飾する(説明する)」のが、形容詞や副詞なんだね!
せいじ
せいじ
形容詞が2回出てくるからややこしいけど、まずは日本語から感覚をつかんでいけば大丈夫だよ♫
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形容詞

さるくん
さるくん
せいじ先生!「形容詞」がなんなのか早速教えてよ♫
せいじ
せいじ
「形容詞」とは、文字どおり「形容する」品詞のことだね。主に名詞の前につくよ!

形容詞を前から取るパターン

「形容詞」は、基本的に名詞の前につきます

  • beautiful flower(美しい)
  • clean room(きれいな)
  • hot potato(熱い)

下線部が「形容詞」で、その直後に「名詞」が来ていますよね。

名詞を「修飾する(説明する)」のが形容詞です。

語順としては、「名詞の前」ですので、

形容詞 ▶︎ 名詞

の順で書くことが基本となります。

また「enough(=十分な)」もよく取り上げられる表現です。

  • hot enough
  • good enough
さるくん
さるくん
え?「十分あったかい」だったら”enough hot”じゃないの?
せいじ
せいじ
enoughは”enough to”というカタマリがあるんだ。それもあって、形容詞を「前から」とるんだよ♫
  • He was kind enough to tell me how to get to the station.

彼は駅への行き方を教えてくれるほど(十分に)親切だった

=「彼は親切にも駅への行き方を教えてくれた

という訳になります。

せいじ
せいじ
ちなみに「副詞+enough to〜」もあるよ!
  • She can speak English fluently enough to communicate with native speakers.

彼女はネイティブと意思疎通ができるほど(十分に)英語を流暢に話せる

=「彼女は流暢にネイティブと意思疎通ができる

「enough」の前に「形容詞/副詞」がつくということを覚えておきましょう。

ただし残念なことに、例外が1つあります

形容詞を後ろから取るパターン

これは特殊な形ですが、特殊ゆえに覚えてしまえばこちらのものです。

せいじ
せいじ
では早速、以下のものを覚えていこう!
  • something
  • anything
  • nothing
  • everything

これらの「-thing」で終わる単語は、主に形容詞は後ろにつきます。

  • something / hot(何か熱いもの)
  • anything / wrong(何か間違ったこと)
  • nothing / to do(すべきことが何もない)
さるくん
さるくん
なるほどね。確かに後ろに来ているのは「形容詞」だね!あれ?最後のは何?
せいじ
せいじ
最後の「to + 動詞の原形」は不定詞という分野で扱うよ!「不定詞の形容詞的用法」っていうやつだね♫今は知らなくても大丈夫💪

「-thing」で終わる単語を修飾したい場合は、後ろに形容詞をおくと覚えておきましょう。

ちなみに最後の「to不定詞」は、「-thing」で終わる単語ではなくても必ず後ろから修飾します。

これを「後置修飾」と言います。

英語の独特の文法ですので、ぜひ慣れていってくださいね✨

  • hot something
  • wrong anything
  • to do nothing

副詞

副詞は、

  1. 動詞を修飾するパターン
  2. 形容詞を修飾するパターン
  3. 文頭で使うパターン

の2パターンがあります。

1つずつ見ていきましょう。

動詞を修飾するパターン

まず「動詞を修飾する副詞」の例を見てみましょう。

  • He can run fast.
  • Seiji studies hard.
  • She can speak English well.

英語の「動詞」を説明する役割を果たしているのが「副詞」となります。

  • 速く 走る
  • 一所懸命 勉強する
  • 上手に 話す

日本語に置き換えると、とてもわかりやすいかと思います。

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逆に言えば、副詞とは文の都合上なくてもいいものとなります。

ただし、

  1. 状況を説明したり
  2. 表現に豊かさを持たせたり

するためには、大切な品詞です。

せいじ
せいじ
なくてもいいけど、知っているに越したことはないね!

形容詞を修飾するパターン

次に「形容詞を修飾するパターン」を見てみましょう。

  • I am very hungry.
  • She looks really happy!
  • They are totally different.
  • とても お腹が減っている
  • 本当に 幸せそう
  • 全く 違う

このように、形容詞(=ものの状態を表している品詞)を、さらに強調する役割があります。

ここにおける副詞もまた、文の構造上「なくても構わないもの」でもあります。

ただし、言語を使ったコミュニケーションは感情を伴うことを忘れてはいけません。

会話で自然と感情を乗せるためにも、副詞の勉強は必要だと考えられますね。

文頭で使うパターン

難しい言い方をしますと、副詞を文頭に置くことで、

文全体を修飾する

と言うことができます。

例を見てみましょう。

  • Actually, I don’t like sushi.
  • Basically, you should do it.
  • Obviously, she likes you!
  • 実際は(実のところ)、寿司がキライなんだよね💦
  • 基本的にそれはやっておいたほうがいいよ。
  • 明らかに彼女は君のことが好きだって!

このように、文頭に副詞を置くことによって、

  1. 文全体に感情を持たせる。
  2. 文の内容を強調することができる。

このような効果があります。

せいじ
せいじ
日本語で「マジで」「めっちゃ」を使うのと近いかもね!

副詞は文中のいたるところに現れる、いわば「厄介な品詞」でもあります。

文型を考える時には、僕は削ってしまうことが多いです。

しかし実際に英語を話すときは、できる限り会話に織り交ぜるようにしています。

副詞を知っているだけで表現が豊かになりますし、ネイティブスピーカーも多用していますからね。

また、

  • リーディング
  • リスニング

で出てきた時にも反応できるようになるため、副詞の学習をオススメします♫

覚えるべき副詞自体の分量は、そんなに多くはありません。

少しずつで構いませんので、覚えたら使っていきましょう✨

まとめ

今日のまとめをしていきましょう!

形容詞と副詞
  1. 形容詞は基本的に名詞の前に来る。
  2. 後ろから形容詞を取るパターンもある。
  3. 副詞は動詞・形容詞を修飾(=説明)する。
  4. 副詞は文頭で使われることもある。

今回の記事では、簡単に形容詞と副詞を紹介しました。

形容詞は「第2文型(=SVC)」にも絡んでくるため、押さえておきたい品詞ですね♫

副詞は文の構造上、あまり意味がないと思っていてよい一方で、覚えておくと役に立つ品詞です。

それぞれ文法を学んで行く上で大切な品詞ですので、ぜひ学んでいってくださいね✨

せいじ
せいじ
それではまた!