こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
今回は品詞の中の「形容詞/副詞」を学んでいきます。
形容詞は名詞を修飾し、副詞は動詞や形容詞を修飾します。
- 形容詞の性質と使い方
- 副詞の性質と使い方
形容詞と副詞
修飾って何?
「修飾」とは、簡単に言えばその単語の説明をすることです。
まずは日本語で考えてみましょう。
- きれいな 花
- 速く 走る
- とても 明るい
お分かりの通り、
- 「きれいな」は「花」がどういう花なのかを説明している
- 「速く」は「走る」という動作がどのようなレベルなのかを説明している
- 「とても」は「明るい」という状態がどのようなレベルなのかを説明している
それぞれ、
- 「花」という名詞
- 「走る」という動詞
- 「明るい」という形容詞
を、説明していることがわかります。
上から、
- 「きれいな」は「形容詞」
- 「速く」は「副詞」
- 「とても」は「副詞」
の働きとなっています。
形容詞
形容詞を前から取るパターン
「形容詞」は、基本的に名詞の前につきます。
- beautiful flower(美しい)
- clean room(きれいな)
- hot potato(熱い)
下線部が「形容詞」で、その直後に「名詞」が来ていますよね。
名詞を「修飾する(説明する)」のが形容詞です。
語順としては、「名詞の前」ですので、
形容詞 ▶︎ 名詞
の順で書くことが基本となります。
また「enough(=十分な)」もよく取り上げられる表現です。
- hot enough
- good enough
- He was kind enough to tell me how to get to the station.
「彼は駅への行き方を教えてくれるほど(十分に)親切だった」
=「彼は親切にも駅への行き方を教えてくれた」
という訳になります。
- She can speak English fluently enough to communicate with native speakers.
「彼女はネイティブと意思疎通ができるほど(十分に)英語を流暢に話せる」
=「彼女は流暢にネイティブと意思疎通ができる」
「enough」の前に「形容詞/副詞」がつくということを覚えておきましょう。
ただし残念なことに、例外が1つあります。
形容詞を後ろから取るパターン
これは特殊な形ですが、特殊ゆえに覚えてしまえばこちらのものです。
- something
- anything
- nothing
- everything
これらの「-thing」で終わる単語は、主に形容詞は後ろにつきます。
- something / hot(何か熱いもの)
- anything / wrong(何か間違ったこと)
- nothing / to do(すべきことが何もない)
「-thing」で終わる単語を修飾したい場合は、後ろに形容詞をおくと覚えておきましょう。
ちなみに最後の「to不定詞」は、「-thing」で終わる単語ではなくても必ず後ろから修飾します。
これを「後置修飾」と言います。
英語の独特の文法ですので、ぜひ慣れていってくださいね✨
- hot something
- wrong anything
- to do nothing
副詞
副詞は、
- 動詞を修飾するパターン
- 形容詞を修飾するパターン
- 文頭で使うパターン
の2パターンがあります。
1つずつ見ていきましょう。
動詞を修飾するパターン
まず「動詞を修飾する副詞」の例を見てみましょう。
- He can run fast.
- Seiji studies hard.
- She can speak English well.
英語の「動詞」を説明する役割を果たしているのが「副詞」となります。
- 速く 走る
- 一所懸命 勉強する
- 上手に 話す
日本語に置き換えると、とてもわかりやすいかと思います。
逆に言えば、副詞とは文の都合上なくてもいいものとなります。
ただし、
- 状況を説明したり
- 表現に豊かさを持たせたり
するためには、大切な品詞です。
形容詞を修飾するパターン
次に「形容詞を修飾するパターン」を見てみましょう。
- I am very hungry.
- She looks really happy!
- They are totally different.
- とても お腹が減っている
- 本当に 幸せそう
- 全く 違う
このように、形容詞(=ものの状態を表している品詞)を、さらに強調する役割があります。
ここにおける副詞もまた、文の構造上「なくても構わないもの」でもあります。
ただし、言語を使ったコミュニケーションは感情を伴うことを忘れてはいけません。
会話で自然と感情を乗せるためにも、副詞の勉強は必要だと考えられますね。
文頭で使うパターン
難しい言い方をしますと、副詞を文頭に置くことで、
文全体を修飾する
と言うことができます。
例を見てみましょう。
- Actually, I don’t like sushi.
- Basically, you should do it.
- Obviously, she likes you!
- 実際は(実のところ)、寿司がキライなんだよね💦
- 基本的にそれはやっておいたほうがいいよ。
- 明らかに彼女は君のことが好きだって!
このように、文頭に副詞を置くことによって、
- 文全体に感情を持たせる。
- 文の内容を強調することができる。
このような効果があります。
副詞は文中のいたるところに現れる、いわば「厄介な品詞」でもあります。
文型を考える時には、僕は削ってしまうことが多いです。
しかし実際に英語を話すときは、できる限り会話に織り交ぜるようにしています。
副詞を知っているだけで表現が豊かになりますし、ネイティブスピーカーも多用していますからね。
また、
- リーディング
- リスニング
で出てきた時にも反応できるようになるため、副詞の学習をオススメします♫
覚えるべき副詞自体の分量は、そんなに多くはありません。
少しずつで構いませんので、覚えたら使っていきましょう✨
まとめ
今日のまとめをしていきましょう!
- 形容詞は基本的に名詞の前に来る。
- 後ろから形容詞を取るパターンもある。
- 副詞は動詞・形容詞を修飾(=説明)する。
- 副詞は文頭で使われることもある。
今回の記事では、簡単に形容詞と副詞を紹介しました。
形容詞は「第2文型(=SVC)」にも絡んでくるため、押さえておきたい品詞ですね♫
副詞は文の構造上、あまり意味がないと思っていてよい一方で、覚えておくと役に立つ品詞です。
それぞれ文法を学んで行く上で大切な品詞ですので、ぜひ学んでいってくださいね✨