こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
「can」の記事の内容に近く、「may」の使い方は簡単です。
1つだけ厄介な「〜でありますように」という「願い」もありますので、チェックしていきましょう✅
- 「may」の基本的な用法
- 「may」特有の表現
推測:〜かもしれない
形はもちろん「助動詞+動詞の原形」です。(否定系なら「not」をつける)
早速例文を見てみましょう🎶
- It may be rainy / tomorrow.(雨が降るかも)
- He may not come / to the party.(来ないかもしれない)
また、「may be」と「maybe」の違いがありますが、ほとんど一緒だと思っていただいて構いません✨
- It may be rainy / tomorrow.
- Maybe, it’ll be rainy / tomorrow.
ただし前者の「may be」は、たまたま「may」の後に「be動詞」が来ているだけなのです。
一方で後者の「maybe」は、会話の文中のいろんなところに挿入されます。
特に置ける位置は決まっておらず、会話の最後の最後で「… , maybe.(たぶんね)」と付け足されることもあります笑。
譲歩:〜かもしれない。けれど…
◉ Yeah, / it may be true, / but I can’t agree / with you.(それは本当かもしれないけど賛成はできないなぁ)
「〜かもしれない」という基本の使い方は変わりませんので、何か新しい知識を取り入れる必要はありません。
許可:〜してもよい
- You may enter the room.(入ってもいいです)
- May I get/have your name?(お名前を聞いてもいいですか)
- You may not drink alcohol / here.(ここでお酒は許可されていません)
近い表現ですと、「〜することは許可されていない/許されていない」という表現があります。
◉ You are not allowed / to smoke / here.(喫煙は許されていない=ここは禁煙です)
「allow 人 to〜」で「人に〜することを許す」という表現がありますが、それが「受け身かつ否定」になっているわけですね✨
ただし、会話の中で「May I 〜?」を使い過ぎてしまいますと、少し丁寧すぎる印象があります。
普段の会話では、
- Can I 〜?
- Could I 〜?(より丁寧)
- May I 〜?(かなり丁寧)
の上2つの表現のほうが、圧倒的に使われています。
あまりにもフォーマルな場所でなければ、「can」を使うようにしましょう🎵
願い:〜でありますように
- May you be happy!(お幸せにね!)
- May the force be / with you.(フォースとともにあらんことを)
応用:〜だったかもしれない
ちなみに「may」の過去形である「might」ですが、推量として使われるもののその確信度は低いとお伝えしました。
ここでは「may」も「might」も出てきます。
「may+完了形」は「〜したかも?」と判然としない様子を表すのに対して、「might+完了形」のほうは「〜したかもしれなかったけど、しなかった」と現実と反対のことを表す時に使うことができます。(仮定法)
- could+完了形(〜できただろうに)
- must+完了形(〜したに違いない)
- might+完了形(〜したかもしれない)
早速「may/might」の例文を見てみましょう🙌
- He may have said so.(言ったかもしれない)
- I thought [ she might have locked the door ], but she hadn’t.(彼女が鍵をかけたと思ってたけど、していなかった)
まとめ
以下、「may」のまとめです。
- 推量:〜かもしれない
- 譲歩:〜かもしれない。けれど…
- 許可:〜してもよい
- 願い:〜でありますように
- might+完了形:〜だったかもしれない(実際はしていない)
実は「may」には重要表現として、
- may well+動詞の原形:〜するのももっともだ
- may/might as well+動詞の原形:〜したほうがいい(マシ)
という表現があります。
「may well」は単純に「well」が「may」を強めていると考えること。
一方で「may/might as well」は、「as」が入っていることから、比較であることがわかるため、「〜するくらいのほうがいい」という考え方になります。
簡単に解説しましたが、これらは「文法の基本」というよりは「覚えて使うもの(≒ イディオム)」に近いです。
英語初心者にとっては「may」の基本的な使い方を覚えることが大切ですから、「推量:〜かもしれない」と「許可:〜してもよろしいですか」の2つをまずは押さえておきましょう🎵