文法

【助動詞のmustの使い方】「〜しなければならない」以外の用法も!

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
せいじ先生、「must」といえば「〜しなければならない」だよね?それ以外の用法なんてあるの?
せいじ
せいじ
実はとても大切な用法があるんだ💡一緒に学んでいこう!

助動詞の基本から入る場合は以下の記事を参考に🎶

【助動詞のcanの使い方】「〜することができる」だけではない!この記事では助動詞の「can」について解説していきます。助動詞は形が簡単な一方で、意味がかなり多いといった厄介な品詞でもあります。都度、文中でどう使われているのか確認しましょう!...

強制:〜しなければならない

まず基本として押さえておきたいのは「〜しなければならない」という表現ですね🎶

  • You must go / now!(行かなければならない)
  • Must I do it / by tomorrow?(やらなくちゃダメ?)

キホンのキですね✨

形は助動詞の形で、「must+動詞の原形」です😊

さるくん
さるくん
あれ?そういえば「have to〜」という表現もなかったっけ?
せいじ
せいじ
おー!よく知ってるね🎶ちなみに「must」には過去形がないから、過去を言いたいときは「had to〜」で表現できるよ!
さるくん
さるくん
あれ?確か過去のことを言いたいときは助動詞と完了形を組み合わせる(must have+過去分詞?)んじゃ…
せいじ
せいじ
おーっと!ちょっと待とうか!笑 まず「have to〜」は助動詞の形とは若干違うんだ💦そこから始めようか🎶

ほぼ同じ意味を持つ「have to〜」

  • You have to do your homework.(やらなきゃダメ)
  • Do I have to call my boss?(電話しなきゃダメ?)
  • They don’t have to come / to the meeting.(来る必要はない)
さるくん
さるくん
あれ?なんか「do」が使われてない?!
せいじ
せいじ
そう!そこが「助動詞」とはちょっと違うところなんだ💡過去形も見てみようか😊
  • I had to do my homework / yesterday.(しなければならなかった)
  • Did I have to be / there?(いなきゃいけなかったの?)
  • She didn’t have to visit the town.(訪れなくてもよかった)
さるくん
さるくん
ふむふむ。「have to〜」は一般動詞扱いされているような感じだね💡
せいじ
せいじ
そうだね!そう考えるほうがいいかもね✨

ちなみに「must」と「have to」の違いは以下の通りです。

  1. must:自らの意志(自発的な)イメージ
  2. have to:やらされている(義務的な)イメージ

さらに「have to」に近い表現として「need to〜」(=〜する必要がある)もあります✨

形も一緒ですし、初心者の方は同じように使ってもいいでしょう🎶

禁止:〜してはいけない

さるくん
さるくん
せいじ先生、僕は気づいてるよ!「must」の説明の時に、あえて「否定形」を載せていないということを!
せいじ
せいじ
バレちゃったか笑。そうなんだ💡「must not」は禁止を表す表現なんだ🙌
  • You must not enter the room.(入っちゃいけない)
さるくん
さるくん
なるほどね!その勢いでいけば、「don’t have to〜」も「〜しちゃいけない」という意味だね!
せいじ
せいじ
実は違うんだな〜これが笑!一度上に戻って「don’t have to〜」の訳を見てみて👀
さるくん
さるくん
あ、あれ?ホントだ💦「〜しなくてもよい」ってなってる😅
せいじ
せいじ
「need to〜」とほぼ一緒の意味だからね!「〜する必要がない」≒「〜しなくてもよい」となるわけだ👍

ちなみに「must not=mustn’t」と短縮もできます✨

発音は「マッスントゥ」と、真ん中の「t」は発音しませんね🎶

確信:〜に違いない

せいじ
せいじ
ここで「must」の重要な表現に入っていくよ!
さるくん
さるくん
え?「must not」だけでもお腹いっぱいだよ💦
せいじ
せいじ
大丈夫!すでに近い表現は「can」で学んでいるからね👍
さるくん
さるくん
え?どういうこと??

実は「can’t(=〜のはずがない)」の逆である、「〜に違いない」という表現は、「must」を使うことで表現することができるのです❗️

【助動詞のcanの使い方】「〜することができる」だけではない!この記事では助動詞の「can」について解説していきます。助動詞は形が簡単な一方で、意味がかなり多いといった厄介な品詞でもあります。都度、文中でどう使われているのか確認しましょう!...
  • You must be tired.(疲れているに違いない)
  • He must be Seiji.(せいじに違いない)
さるくん
さるくん
おおおお!やっぱり「be動詞」が使われるんだね💡
せいじ
せいじ
これも「〜であるはずがない」と同様、「〜である」に違いないと訳すから、基本的には「be動詞」が使われるんだよ💡
  1. can’t〜:〜のはずがない
  2. must〜:〜に違いない
さるくん
さるくん
あ、ここでもしかして過去を表す「あれ」が出てくるの?!
せいじ
せいじ
その通り!「can’t have+過去分詞」と同じ文構造だね✨
  • He must have been tired / at that time.(疲れていたに違いない)
  • Seiji must have done his homework.(終わらせたに違いない)

ここでは動作動詞も使われますね✨

【動詞って何?】be動詞と一般動詞など動詞の種類を解説この記事では「動詞」について勉強していきます。be動詞から自動詞・他動詞、動作動詞・状態動詞まで、細かく勉強していきましょう。...

「can’t」と同様に、過去形ではなく現在形で動作動詞が使われると、わかりづらくなりますからね。

△ She must go / there.(そこに行くに違いない…?行かなければならない?)

基本的には使わないほうがいいでしょう。(ほぼ見たことがありませんしね!)

それなら、

▶️ I’m sure [ she will go / there ].(行くと確信している)

▶️ She will definitely go / there.(絶対に行くだろう)

のように表現したほうがいいですね✨

まとめ

以下、「must」に関するまとめです。

助動詞「must」とは…
  1. 強制:〜しなければならない(≒ have to)
  2. 否定を伴えば「〜してはいけない」
  3. 主にbe動詞を伴って「〜に違いない」
  4. 「must have+過去分詞」で「〜した/だったに違いない」

〜に違いない」は中学校英語のレベルを超えてきますが、日常会話でとても使いやすい表現です✨

「can」の使い方もあわせて覚えておきましょう🎶

せいじ
せいじ
それではまた!