こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
今日は「不定詞の副詞的用法」について学んでいきます。
不定詞の副詞的用法では、to不定詞を1つの塊として考えることが大切になってきます。
具体的には以下で示していきます。
「副詞」について学びたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい✨
- 副詞について
- 「目的」を表す用法
- 「結果」を表す用法
- その他の表現
そもそも副詞ってなんだっけ?
さて、ここで復習です。
「副詞」とはなんでしたか?
忘れてしまった人は下の記事で再度チェック!
- He is always playing video games.(いつも)
- These flowers are super beautiful!(すごく)
- They run very fast.(とても)
ご覧の通り、
- 文から削除しても意味が通る。
- 下線部の「動詞/形容詞/副詞」を修飾(説明)している。
これさえわかっていますと、不定詞の副詞的用法とは、上の青囲みがそのまま適用できるというわけですね🎶
不定詞の副詞的用法(目的)
まずは「〜するために」という目的を表す用法です。
早速例文を見てみましょう🎶
- I went / to the airport [ to see her off ].(見送るために)
- [ To go to the railway station ], I used your car.(駅に行くために)
- What do you study [ to get high score / on a test ]?(テストで高得点を取るために)
今まで通り、「to+動詞の原形」という形は変わりません。
意味は「〜するために」という目的を表しています。
またお分かりの通り、下線部の「動詞」をしっかりと修飾しています。
「目的」を表す不定詞の副詞的用法は、基本「動詞」を修飾しますね。
「〜するために…する」、ですからね✨
- I went / to the airport [
to see her off].(空港に行った) - [
To go to the railway station], I used your car.(君の車を使った) - What do you study [
to get high score / on a test]?(何を勉強してるの?)
気をつけたいのは以下の文。
◉ I went / to the airport [ to see her off ].(彼女を見送りに空港に行った)
実は逆の現象も起こります。
以下は不定詞の形容詞的用法ですが、
- I have something / to drink.(飲むため「に」何かを持っている?)
と、「have」を説明している副詞的用法と見てしまいますと、なんだか違和感が出てきます。
つまりこれらの例からわかることは、
◉ to不定詞を見たら、その都度「〇〇的用法」かは感覚(意訳)で判断していい。
ということがわかります。
不定詞の副詞的用法(結果)
早速例文を見ていきましょう。
- She was very glad [ to hear that ].(それを聞いて)
- My grandmother lived [ to be 90 ].(90歳まで生きた)
うまく訳すことによって、「〜した結果」と表すことができます。
まずは副詞的用法の確認。
- どちらも形容詞と動詞など用言を修飾している。
- 消しても意味が通る。
この2つはクリアできていますね。
仮に「〜するために」と訳しても、
△ 彼女は聞くために喜んでいた
△ 私のおばあちゃんは90歳になるために生きた
と、かなり違和感はありますが、一応意味は通ります笑。
だからこそ「適当に訳したほうがいい」と思っていたほうがいいですね✨
この「結果を表すto不定詞」は特殊だと思っていたほうがよくて、基本的に目的を表すほうの「〜するために」の訳をしていれば大丈夫です。
そこで「何か違和感があるぞ?」と思ったら、意味の通る訳をすることがいいですね🎶
不定詞の副詞的用法(判断+α)
- You are very nice [ to help me ].(私を助けてくれるなんて)
近い表現ですと、
- You are kind enough to show me / around the town.
- It is nice of you to help me / with my homework.
1つ目の例文は、ただ「enough」がついただけですね🎶
「案内してくれるなんて、なんて優しいんだ!」といった感じです✨
2つ目は不定詞の名詞的用法になってしまいますが、「宿題を手伝ってくれるなんて優しいね」と、意味としては似ています。
This question is easy to answer.(答えるのには簡単だ)
この文が特殊であるのは、「answer」の目的語が主語の「question」になっているということ。
例えば、
This hot dog is too hot to eat.(熱すぎて食べられない)
という「too〜to…」構文でも、「eat」の後の目的語は不要です。
もし目的語(=第3文型)について勉強し直したい人は以下の記事を参考にしてみてください🎶
to不定詞の副詞的用法では、「〜するために」が第一に来る候補です。
他のものは周辺知識だと思って、ついでに覚えるくらいでいましょう✨
まとめ
以下、本記事のまとめを書いておきます。
- 「to+動詞の原形」の形。
- 用言を修飾する。
- to不定詞の塊(=句)を消しても意味が通る。
- 基本的には「目的」を表す訳をする。
- 意味が通じなければ「結果/判断」の訳をしてみる。
これでto不定詞については終わりました。
- 名詞的用法
- 形容詞的用法
- 副詞的用法
をいきなり理解しようとするのではなく、品詞がわからなくなったらぜひその都度「品詞」の記事に戻ってみてください🎶
ゆっくりでいいので文法的な理解ができてきますと、より理解が深まりますので✨