文法

【未来形って何?】willとbe going toと現在進行形

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

「過去形の勉強」とは違って、未来形の勉強は形が簡単な「will」さえ覚えればよいので、気持ちは楽かもしれませんね。

【過去形って何?】不規則活用を覚えてしまおう!この記事ではbe動詞と一般動詞の過去形について学んでいきます。be動詞の過去形は単複に注意し、一般動詞の過去形は不規則活用にだけ注意しておきましょう。ついでに過去分詞も覚えていきましょう!...
さるくん
さるくん
確かに、未来形は「will+動詞の原形」だから、簡単なイメージがあるなぁ♫
せいじ
せいじ
それがね、意外と奥が深いんだ💦一緒に勉強していこう!

未来形の作り方

未来形」とは、簡単に訳せば「〜するつもりだ」という意味になるものを指します。

英語においてその形は様々あり、冒頭で述べた3つのパターンが基本です。

それでは1つずつ見ていきましょう。

willを使った未来の表現

さるくん
さるくん
これが一番オーソドックスなんじゃないの?
せいじ
せいじ
そうだね!基本的にコミュニケーションにおいては、「will」を使っておけば未来のことを言うことができるよ♫
  • I will go to Osaka / next week.(大阪に行くつもり)
  • She will be a teacher.(先生になるつもり)
  • The gorillas will eat a lot of bananas.(たくさんバナナを食べるだろう)
  • It will be rainy / tomorrow.(雨が降るだろう)

動詞の前に「will」さえ置いてしまえば、

  1. 主語が何だろうが
  2. be動詞だろうが一般動詞だろうが
  3. 形は必ず「will+動詞の原形」

という法則が成り立ちます。

「be動詞」であれば、「will」の後に「原形のbe」を置けば大丈夫です👌

さて、「will」を使った場合の未来形の文の「訳」ですが、これは少し厄介です💦

  1. 推量:〜だろう
  2. 意志:〜するつもり

の2つがあります。

特に「天気」についての文は「推量」であることが多く、「話者が自分(一人称)」である時は「意志」であることが多いです。

  • It will be sunny / next week.(来週は晴れるだろう)
  • I will take it.(それにします)

あくまで一例ですが、具体例は上のようなシチュエーションですかね。

また「will」には「即決の意志」、つまり上の「I’ll take it.」のようにその場で決める際に使われることもあります。

訳し方はシチュエーションによりますが、どういう意味合いで使うかは一文で判断できないこともあります。

「この『will』はこっちの意味だ」

と、一文で判断できないのは、コミュニケーションにおいてよくあるケースです。

まずは形を覚え、文法のルールに従って話したり書いたりしてみましょう♫

be going toを使った未来の表現

さるくん
さるくん
これだよこれ💦一体全体「will」と何が違うのさ?
せいじ
せいじ
実はこれ、僕もネイティブではないからうまく使い分けられてないんだ💦それでも、大切なことだけは伝えておくね!

be going to+動詞の原形」は、よく「will」との違いとして対照的に出される表現です。

形は「will」の部分が「be going to」に変わっただけであり、be動詞が主語によって変わるところが厄介なだけです。

先にお伝えしてしておきますと、「be going to+動詞の原形」は「すでに予定されていた未来」について言及することだと言われています。

  • I am going to do my homework / this evening.
  • She was going to ask a question / at that time.
  • They are going to visit his house.

どれも「すでにそうするつもりだった/そうすることになっている」というニュアンスが込められています。

「will」のように即決の感覚はなく、事前に取り決めてあった未来の行動を伝える時に使います。

また「そうなるだろう!」という強い確信を持って、

  • It’s gonna be alright!
  • It’s going to be a great day!

と言うこともできます。

(ちなみに「be going to+動詞の原形」は「be gonna+動詞の原形」と短縮することができます)

会話でよく使われますので、ぜひ覚えておきましょう♫

そして過去形にした場合は、「〜するつもりだった」というニュアンスが強いため、その後にその行為自体ができなかったことを表します。

They were going to visit his house, but it started to rain.

So, they gave up visiting his house.

上の文を見た(聞いた)時、

彼らは彼の家を訪れるつもりだったが、雨が降ってきたのでやめた

と捉えることができます。

〜することになってたんだけどね。でも…」という意味ですね。

もちろん例外もありますが、このようなシチュエーションで使われることが多いです。

また「be supposed to+動詞の原形」も「〜することになっている」という意味ですので、ニュアンスが微妙に近いです。

We were supposed to get together, but no one came there.

集まることになっていたけど、誰も来なかった」という意味ですね。

文法書の「未来形」の分野で出てくることはないのですが、僕の経験上、「be going to」と一緒に覚えておくほうがいいでしょう。

これら2つの違いですが、日本語の訳を見ればわかるように、若干ニュアンスが違います。

  • be going to:〜するつもりだ、〜しようと思っている、〜になるだろう
  • be supposed to:〜することになっている(決められている)
さるくん
さるくん
意志がある」のか「取り決められていた」のかの違いだね!
せいじ
せいじ
そうだね!

英語初心者は基本的に「will」を使うことをオススメするけど、少しずつ「be going to+動詞の原形」の形にもなれていこう💪

現在進行形を使った未来の表現

さるくん
さるくん
待ってよ!現在進行形が未来の意味を表すなんて、初耳だよ!
せいじ
せいじ
実は「すでに予定が決まっている近い将来」は、現在進行形で表すことができるんだ♫
  • I am going / to Osaka / next week.
  • They are playing baseball / this evening.
さるくん
さるくん
なるほど。確かに見た感じだと「近い将来」っていうのはわかるかも💡
せいじ
せいじ
ほぼ「be going to」で言い換えることができるんだけどね!「もうやることになってるんだ」と言いたい場合は、現在進行形で表してもいいっていうことなんだ♫

中学英語から勉強されている方は、あまり見かけたことがないかもしれません。

しかし高校英語以降では頻繁に出てきますし、文脈上「未来形として捉えたほうが読める」文は見かけるようになることでしょう。

ぜひこの機会に「現在進行形」の未来表現も覚えてみてくださいね♫

それぞれの疑問と否定

以前に「疑問」と「否定」は記事にしましたが、まとめて以下に示しておきます。

【疑問文の場合】

  • Will you go / to the gym?(ジム行く?)
  • Are you going to take the exam?(試験受ける?)
  • Are you coming / to Tokyo / tomorrow morning?(明日の朝に東京来るの?)

基本的には「英語のルール」に従って、「will/be動詞」を前に出すことで成り立ちます。

【疑問文って何?】順序を入れ替えるのがコツ今日は「疑問文」について学んでいきます。基本的に英語の疑問文は「語順を変えること」です。日本語で言う「〜か?」をつけるだけとは違い、親しみのない表現かもしれませんが、使いこなせるようにしていきましょう。...

【否定文の場合】

  • He will not come / to the party.(パーティには来ない)
  • They are not going to play tennis / this afternoon.(テニスをしないつもり)
  • I’m not meeting her / today.(彼女には会わない)

今まで勉強してきたように、「will/be動詞」の後に「not」をつけることで成り立ちます。

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さるくん
さるくん
疑問文も否定文も、英語らしい「語順の入れ替え」や「notをつけること」で、簡単に作ることができるんだね!
せいじ
せいじ
そうなんだ♫どうしても難しいっていう人は、とりあえず「未来の表現にはいろいろあるんだなぁ」と思っておけば大丈夫だよ✨

まとめ

以下、未来形のまとめです。

未来形とは?
  1. 「will+動詞の原形」で意志や推量
  2. 「be going to+動詞の原形」ですでに決まっている未来
  3. 「be+〜ing」の進行形で決まっている近い将来

見ていただいたように、未来形1つをとっても、様々な表現方法があります。

それぞれに独特の意味合いがあるため、使う側としては混乱してしまうかもしれません。

ただ英語初心者の方は、気にせずに「will/be going to」を使ってみてください。

少しずつ、シチュエーションや使い方に慣れていけばいいですから♫

せいじ
せいじ
それではまた!